・簡単に言うよ(‘ω’)
財政政策とは政府が歳入と歳出を通じて景気をコントロールしようとする政策のことです。
国家の経済を適切に維持する為の重要な政策であり、各国の中央銀行が行う金融政策と共に重要な経済政策の1つです。
金融政策について以下の記事で解説していますので是非チェックしてみてください!
・詳しく言うよ(‘ω’)
先ほどの説明で財政政策とは政府が歳入と歳出を通じて景気をコントロールしようとする政策と言いました。
この説明だけ聞いても中々、イメージがわかないかと思いますのでここから詳しく解説していきたいと思います!
先ず、歳入とは国の収入のことです。
次に、歳出とは国の支出のことです。
この、歳入と歳出の意味を押さえておけば財政政策は簡単に理解することができます!
歳入面からの財政政策
それではここで質問です。歳入とは国の収入のことですが、国は何で主に収入を得ているのでしょうか?
勘のいい方はすぐに答えが分かったかもしれませんね。
正解は税金です。国の収入の60%以上は私たちの税金で成り立っています。ちなみに税金以外でも国は収入を得ていますが大きなものは債券です(※国債や地方債)。
もし仮に「消費税率を今の半分にしまーす」となったら国民や企業はどう思うでしょうか。
え、消費税が半分になるの。モノいっぱい買っちゃおうかな。
消費税が今まで高かったから工場新しくできなかったけど、新しくしちゃおうかな(^^)
こうして国民や企業がお金を使うことで、景気が良くなり、モノやサービスの価格が上がるインフレーションの状態になりました。
要するに、国(政府)が減税する(歳入を減らす)ことによって景気を上向かせたのです。この政府の政策こそが正に財政政策です。
この例とは逆にインフレーションになりすぎてあまりにもモノやサービスの価格が上がりすぎてしまった場合には増税等を通じてモノやサービスの価格が下がるデフレーションの状態にすることもあります。
歳出面からの財政政策
ここまでは国の収入である歳入を調整することで経済を調整することを説明してきましたが、ここでは国の支出である歳出を通じて経済をコントロールする例を出します。
歳出面からの財政政策としてよくある政策は公共事業への投資です。もっと具体的に言うと、道路やダム、公共施設の整備や建設等がそれにあたります。
例えば国(政府)が「道路を新しく作りたいんだわ」と言ったら道路を作る土木工事業者が必要になり、路面の材料になるアスファルトを用意する商社や生産業者が必要になってきます。
勿論、国は公共の事業だからと言ってタダ働きさせるわけにはいかないので、道路を作るのに必要だった企業にお金を払います。
道路作ってくれてありがとね、これ代金ね
どうもです
代金を受け取った会社は大規模な事業だったこともありいつもよりも多く稼ぐことができたので、働いている従業員のボーナスをアップしました。
ボーナスはいつもの倍にしまーす
めっちゃ嬉しいな、欲しいモノいっぱい買おう
こうして給料が上がった従業員たちがたくさんのモノやサービスを買ったことで、世の中の景気がどんどん良くなりました。
要するに国(政府)が歳出(支出)を道路の建設というかたちで増やしたことにより、景気をよくする方向に誘導したのです。正に歳出面からの財政政策と言えます。
このように財政政策には主に歳入と歳出の2つの側面からのアプローチがあるといえるのです。
現在の日本の財政政策は内閣府のホームページに載っているので、興味のある方は以下のリンクをチェックしてみてください。
※内閣府のリンク
・まとめるよ(‘ω’)
それではまとめに入りたいと思います。
財政政策とは、
政府が歳入と歳出の2つの面から景気を調整し、経済を安定させるための政策です!
また別の記事でお会いしましょう(‘ω’)ノ
written by 芋村
※この記事はあくまで特定の単語についての意味が概ねイメージできるよう解説したものです。
アバウトな解説となっておりますので詳しい用語解説は証券会社等が公式で出している、用語集をご参照ください。
また当サイトの記事の内容を読み発生した投資損益につきましても一切責任を負いかねますので、予めご注意ください。
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