・簡単に言うよ(‘ω’)
・中央銀行とは?
国や地域にとっての金融の機能を一手に担う、特別な銀行です。
政府や、私たちが普段使う銀行(市中銀行といいます)の使う銀行で、
一個人が直接使うことはまずない最強の銀行になっています!
以下で詳しく解説していきます!
・詳しく言うよ(‘ω’)
我々の使う銀行(市中銀行)は、市民からお金を預かったり
その預かったお金を企業に貸したり(融資)していますよね。
でも、この市中銀行はお金をどこに預ければいいのでしょう?
それに、この市中銀行が自由にお金を印刷出来たりすると
融資し放題ですが、それで良いのでしょうか…?
良くないんです、これが。まずお金が全部市中銀行にあったら…
盗みやすいです。置き場所がその銀行の金庫と分かっていますから。
そして、お金を出しすぎるとお金の価値が下がってしまいます…
なぜなら、簡単に手に入るからですね。
例えば、ただの石ならその辺で手に入るので無料ですけど
鉱物仲間で希少な成分を含む金は高値で取引されていますよね。
でも、仮に金が大量に見つかれば安くなるように、
お金も印刷しすぎると価値が下がってしまうのです。
きちんと、市中銀行と別に独立した機関でお金が刷れれば、
お金の価値が調整出来そうですよね。
そこで出てくるのが中央銀行です。
中央銀行はポイントでも挙げた4つの機能を持っています。
1.お金を印刷する
2.物価など、お金の価値の調整
3.国のお金を預かる
4.市中銀行にとっての銀行
市中銀行とは役割が違うので注意!
まず、お金を印刷する発券銀行としての機能。
これに合わせて価値調整をする通貨の番人であるというのは
さっきの市中銀行で考えると少しわかりやすくなっている(はず…)です。
お金を印刷できる機関が全体のバランスを見て、
その年のお金の量を調整出来ればお金の価値は維持できますよね!
実際、日本における中央銀行である日銀の、通貨月末発行高をグラフにしてみましょう。
(出典:日本銀行 時系列統計データ検索サイトより筆者作成)
このグラフでは1980年から2020年までの40年を描きましたが、
青い線はまっすぐに伸びていないことが分かります。
緩やかに曲がりながら伸びていますよね。
これが、日銀が通貨発行量を調整している証です。
中央銀行はお金をやみくもに印刷するのではなく、計算して刷っているわけです。
加えて、中央銀行は市中銀行のお金を預かります。銀行の銀行です。
というよりも、一定割合は日銀に預けるという準備預金制度があったりします。
これは市中銀行の義務で、絶対に日銀にお金を預けなければいけません。
こうすることで、全銀行とつながり、お金の管理をしやすくしているわけです!
(これが質的緩和に繋がったりしますがそれはまたいつか…。)
そして、国の預金を受け入れる形で政府の資金を管理する政府の銀行でもあります。
経済は下の図のように「政府・企業・私たち」で回っていて、
市中銀行は企業の立場であることからもその特別さが伺えます。
中央銀行は本当に特別なのです!!
・まとめるよ(‘ω’)
中央銀行は地域や国にとって特別な銀行で、
お金を刷ったり、その価値を調整しつつ、
政府と市中銀行にとっての銀行であるという4つの役割を持っています!
ではでは今回はこの辺で!また別の記事でお会いしましょう(‘ω’)ノ
written by もさむらい
※この記事はあくまで特定の単語についての意味が概ねイメージできるよう解説したものです。
アバウトな解説となっておりますので詳しい用語解説は証券会社等が公式で出している、用語集をご参照ください。
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