・簡単に言うよ(‘ω’)
フラクタル構造とは全体の特徴とその全体を構成している部分の特徴が似ている構造を指します。
この構造を理解していると様々な情報に触れた時にその情報をより多角的に見れるようになります。
次の章で詳しく解説します!
・詳しく言うよ(‘ω’)
フラクタル構造とは経済や金融用語でもなんでもなく、幾何学の用語になります。
このフラクタルとは数学者であり経済学者でもあるブノワ・マンデルブロが提唱した幾何学の概念の一つです。
では具体的にフラクタル構造になっているものを3つの具体的な例から説明していきたいと思います。
こちらは太陽系の画像です。
太陽系は太陽の周りを星の構成要素が主に岩石である地球型惑星(水星、金星、地球、火星)と、
構成要素が主にガスであるガス惑星(木星、土星、天王星、海王星)が太陽の周りを円形を描きながら回っています。
こちらは銀河系の画像です。
銀河は中心部に巨大なブラックホール(重力が強すぎて光すら抜け出せない天体)があるとされており、それを中心として地球の所属する太陽系や他の星たちで円形を構成しています。
こちらは原子の構造を表した画像です。
原子は陽子のと中性子で構成される原子核の周りを電子がグルグル回っているような構造をしています。私達を形作っている筋肉や皮膚、内臓から全てこの原子から構成されています。
この3つ例ではある似ている特徴があります。それは何かを中心としてその周りを別の何かが回っているという構造です。
太陽系でいえば太陽を中心として惑星が回り、銀河いえばブラックホールを中心として様々な星を含む天体が回り、原子でいえば原子核を中心として電子が回っているわけです。
銀河や太陽のような宇宙レベルで見た時と、原子のようなミクロレベルでその構造を見た時、
似ている点があります。
この全体と部分で似ているような構造のことを「フラクタル構造」というわけです。
実はこのフラクタル構造、株価や通貨ペアの値動きにも当てはめることができます。
こちらはドル円の通貨ペアの1時間足のチャートです。
こちらはドル円の通貨ペアの5分足のチャートです。
実はこの1時間足の後半部分の値動きを細かく5分毎にローソク足を分けたものが後者の画像なのです。
どうでしょうか。このチャートを見て両者とも似ているなと思ったかもしれません。
正にこの似ている構造こそが、フラクタル構造というわけです。
このように実はフラクタル構造とは単なる幾何学の図形だけに当てはまるわけではなく、宇宙、原子、そして株価のチャートまで当てはめることができるのです。
もしも株価や通貨ペアの値動きを見ていて値動きが予想できないと思ったら、自分の見ているチャートの時間軸よりももっと上(5分足を見てたら15分足)を確認することによって、新たな気づきが得られるかもしれません。
・まとめるよ(‘ω’)
フラクタル構造とは、
・ブノワ・マンデルブロが提唱した幾何学の概念のことだよ
・全体の構成している構造とその全体の部分を構成している構造が似ていることだよ
・株価や通貨ペアの値動きにも見られる構造だよ
です!
それではまた別の記事でお会いしましょう(‘ω’)ノ
written by 芋村
※この記事はあくまで特定の単語についての意味が概ねイメージできるよう解説したものです。
アバウトな解説となっておりますので詳しい用語解説は証券会社等が公式で出している、用語集をご参照ください。
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