・簡単に言うよ(‘ω’)
金融政策とはモノやサービスの価格を安定させる為に各国の中央銀行が行う政策のことです。
具体的に言うと、10円のうまい棒が明日100円になったり、1円になったりしないようにするのが金融政策というものです。(例えが少し雑でしょうか笑)
金融政策の具体的な例の一つについて以下の記事で解説しておりますので、興味のある方は是非チェックしてみてください!
・詳しく言うよ(‘ω’)
先ほどの説明の中でうまい棒の例を挙げました。(筆者はちなみにコーンポタージュ味が好き)
この例は一見ふざけているように見えますがホントにこのような事態になるのを避けるために金融政策は存在します。
要はインフレーション(モノやサービスの価格が上がること)やデフレーション(モノやサービスの価格が下がること)になりすぎないようにするのが金融政策というものです。
ここでいかに金融政策が大切か、一つ歴史的に有名な例を出したいと思います。それは第一次世界大戦後のドイツです。
当時のドイツは第一次世界大戦に負けたことで戦勝国から多額の賠償金の支払いを命じられていました。
ドイツさんお金たくさん払ってね
勘弁してくれや
しかし、たださえ戦争に沢山のお金を使っていて且つとんでもない高額な賠償金の支払いを命じられているドイツは小学生でも思いつくような方法でお金を返済しようとします。それは、、、
とりあえずお金ないから沢山お金を作って払っちゃえ
こうしてドイツは沢山お金を作り賠償金を返済しようとしましたがそれでも全部返すことができません。返済が滞っている状況に耐えかねた戦勝国はドイツのルール地方というところに進軍して居座ってしました。
早く金返してくんない?返せないと領土取っちゃうかもよ
わかった、早く返すから許して
こうしてドイツはお金を早く返すためにもっとお金を作りました。
そんなことをしているうちにハイパーインフレというような状況になってしまいます。ハイパーインフレとはモノやサービスの価格が急激に上昇することです。
お金の価値は人々の信用によって決定されます。世の中に出回るお金の量が簡単に増えてしまうとお金の信用力が下がります。
お金を価値が下がるとモノやサービスの価格が上がってしまうのです。要は昨日まで1万円出せば買えていたものが、急に2万円や4万円出さないと買えないようになるのがハイパーインフレです。
結果的にドイツはパン1個買うのに1兆マルク必要になってしまうような状況になってしまいました。(マルクとは当時ドイツで使用されていたお金の単位)
こんな状況にならない為に現在の各国の中央銀行、日本で言えば日本銀行は世の中に出回るお金の量を調整しているのです。
お金の量が増えすぎたり、減りすぎたりしないようにしなきゃ
ちなみに現在の日本はインフレとは逆のデフレです。その為、2013年の第二次安倍政権は量的金融緩和政策を実施しました。量的金融緩和とは世の中に出回るお金の量を増やしてインフレにすることを狙った政策ですが、2021年現在でもデフレを脱却することはできていません。
念のため金融政策とは何かもっと詳しく知りたい方は日本銀行が説明している記事がありますので、そちらも併せてチェックしてみてください。
※日本銀行HP
・まとめるよ(‘ω’)
それではまとめに入りたいと思います。
金融政策とは、各国の中央銀行がお金の量を調整したりすることでモノやサービスの価格が適切な価格になるようにする政策です!
また別の記事でお会いしましょう(‘ω’)ノ
written by 芋村
※この記事はあくまで特定の単語についての意味が概ねイメージできるよう解説したものです。
アバウトな解説となっておりますので詳しい用語解説は証券会社等が公式で出している、用語集をご参照ください。
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