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セルインメイ(Sell in May)を分かりやすく解説!

用語解説
POINT!
  • 株式市場の格言みたいなもの
  • 5月に株を売れ!って意味
  • もちろん例外もある(絶対ではないよ)

・簡単に言うよ(‘ω’)



・セルインメイとは?

セルインメイとは英語(Sell in May.)をそのまま訳して5月が売り時って意味です!

なぜなら、世界金融の中心であるアメリカ市場は1年で見ると5月を境にして

下落していく傾向にあるからです…

とはいえあくまで格言、いわゆる噂(アノマリーの類です。

とはいえなぜそんなことになるかポイントだけ解説していきます!


・詳しく言うよ(‘ω’)

これは、みんなが5月に売りたくて売ってるわけではなく構造的な理由があります!

大きく理由は2つです、こちら!

1.機関投資家たちの売り決済が入る(大量の売りで値崩れする!)

2.税金の還付が大体これくらいの時期に終わる(株式市場への個人からの流入源が減る!)

この2点です!

1.機関投資家たちの売り決済が入る

これは、信用決済という制度が関係しています。

簡単に言うと

A君
A君

この半年の間に株式市場上がると思うんだよね。

だから、株借りといて半年後に売る契約しとこ!

 

これが信用取引の売り決済です。

この”半年の間に上がると思うから借りる”っていうのがカギです。

半年たったら返さなきゃいけない。

その上、返すということは持ってるものを手放す=売るということなのです!

 

信用取引は100万円位のお金で大体300万円分の株式をレンタル出来ることが多いです。

(利益も損失も3倍です!)

ついでに言うと、始めるための必要資金も高いです。

 

つまり…多額のお金が、何倍にもなって売りを待っています

もちろん、買いもあります…しかし、6月の半年前は年末

多くの場合12月は大量の買いが入って市場も賑わいます!!

多くの人が買った分大量の売りが出るので…6月になる前に売れということですね。

 

2.税金の還付が大体これくらいの時期に終わる

アメリカでは、1-12月という期間で利益・損失を確定させて

一年分の所得を決定・納税します。

 

そして、この時徴収されすぎた税金は1月末から還付され始めます。

この額が数十兆円規模になっており、これがまた投資されたり

消費されて会社の売り上げを上げるので株価を上げてくれます!

それが5月ごろには落ち着くので5月のうちに売っておこうということです…!

 

 

以上、機関投資家+個人投資家の両面からセルインメイになる理由でした。


・まとめるよ(‘ω’)

セルインメイとは、「5月のうちに株は売れ!」という株式市場の格言。

アメリカの構造的理由で出来あがったアノマリーの一つということです!

いかがだったでしょうか??

それではまた別の記事でお会いしましょう(‘ω’)ノ

written by もさむらい


※この記事はあくまで特定の単語についての意味が概ねイメージできるよう解説したものです。
アバウトな解説となっておりますので詳しい用語解説は証券会社等が公式で出している、用語集をご参照ください。
また当サイトの記事の内容を読み発生した投資損益につきましても一切責任を負いかねますので、予めご注意ください。

もさむらい

証券外務員1級・AFP・保険販売士(一般・専門・変額)保有
大手証券会社勤務の一般サラリーマン。
金融をより分かりやすくに共感し、相方(芋村)と共に奮闘中。

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