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年金は破綻しているとされる理由

コラム

・はじめに

”コラム”では中級者以上の方に向けて、金融に関する知識を発信しています!

2つの点に注意してご覧ください!

①見方は時代によっても変わるため、あくまで一意見であること

②用語解説よりは難しめであること

逆に言えば、”コラム”を理解できる方は初心者卒業!ですし、

「まだ難しいかな…」という方には用語解説を読む中で

少しずつ理解できるようにしておりますのでご安心を!


・年金は破綻していると言われるのはなぜか

今月も給料日だ!

と思っていたら…

 

あぁ、社会保険やら年金やら引かれて

思ったより少ない…。

となる経験、一度はあるものだと思います。

 

特に新人の内は少ない手取りがさらに減る感覚が痛烈です。

しかも、僕ら世代は年金の貰える量が少ないとか

聞いたこともあるし…なんでなんだろう?

他サイトでも解説されていることも多いので、本コラムでは論点を一つに絞ります。

それは、

払ったお金が積み立てられて返ってくるわけではないということ。

え、自分の未来のために払っているのに!?

そうなんです。払ったお金はそのまま高齢者の年金になっています

なぜこんなことが起こるのか。

そもそもの始まりに立ち返ってみましょう。


・高度経済成長期の日本

かつて高度経済成長期と言われた時代、若者や中年層(労働者)が高齢者より多くいました。

そこで、定年退職した高齢者を支えるお金として年金が現れます。

日本を発展させる礎を作った人に少しでも返そう

こんな考えの元、多くの労働者が少額ずつ出し合っていくシステムです

若者のほうが多いのでまさに「御神輿状態

ここで大切なのは、この高齢者たちはお金を一銭も出していないのに年金が貰える構造であるということです。

悪いと言いたいわけではありません、上に書いた通りで日本を発展させてくれた方々。

この人たちの努力がなければ今の仕事すらないかもしれないわけですから。全員が協力していました。

しかし、これが悲劇の始まりでもあります。


・現代日本

少子高齢化が進み、高齢者の割合が三人に一人とも言われる中で、

年金を支える労働者が減ったことにより

御神輿状態」から「騎馬戦状態」に変わってしまいました。

ここで、さっき述べたことが問題になります。

お金を出さずに貰える層が居た

ということは、同時に

どこかで貰えない層が現れるはずではないでしょうか。

この世はあくまで等価交換

お金が無から現れることはないですからね。

労働者が増え続け、老人の数が少ないままであり続けるなら現行の制度は破綻しなかったでしょう。

(しかし、1国の人口が増え続けたらそれはそれで大変なことになります。)

人口が減る以上、制度が破綻するのは必然だったという話です。


・若年層にとって年金とは

支えるために出しているお金なので自分の年金は自分の孫任せってことになるわけです。

その上で合計特殊出生率が2.0を下回る現状を見れば間違いなく若年層は払い損でしょう。

だからこそ投資をしたりする必要があり、年金機構も実際投資で資産を増やしているわけですが…

今払っている人は、「この地・職を作ってくれた先人へ向けた感謝の税金

くらいに割り切って考えるしかないのかな、と個人的には考えるところです。

それではまた別の記事でお会いしましょう(‘ω’)ノ

written by もさむらい


※この記事はあくまで特定の単語についての意味が概ねイメージできるよう解説したものです。
アバウトな解説となっておりますので詳しい用語解説は証券会社等が公式で出している、用語集をご参照ください。
また当サイトの記事の内容を読み発生した投資損益につきましても一切責任を負いかねますので、予めご注意ください。
 

 

もさむらい

証券外務員1級・AFP・保険販売士(一般・専門・変額)保有
大手証券会社勤務の一般サラリーマン。
金融をより分かりやすくに共感し、相方(芋村)と共に奮闘中。

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