・はじめに
”コラム”では中級者以上の方に向けて、金融に関する知識を発信しています!
2つの点に注意してご覧ください!
②用語解説よりは難しめであること
逆に言えば、”コラム”を理解できる方は初心者卒業!ですし、
「まだ難しいかな…」という方には用語解説を読む中で
少しずつ理解できるようにしておりますのでご安心を!
・アメリカ大統領選挙!!
と、コラムの前置きは置いておいて今回のコラムはアメリカ大統領選挙
本選挙、その方法についての記事になります!!
アメリカは日本の総理大臣選びと異なり、一人一票を投じることが出来るのが大きな特徴です!
要点だけかいつまむと
- 州ごとに各州の選挙人に国民が投票
- 過半数の選挙人を押さえた党がその州の議席数総取り
- 州ごとの議席数を合計して270人の過半数を獲得した時点で勝利
アメリカの政治というのは「共和党」と「民主党」の二大政党制を採用しています。
従ってどちらかの党の代表から選ぶ形になるわけです。
いくつも政党がある日本とはそもそもが違うわけですね。
・本選挙の仕組みを詳細に
あの膨大な人口のアメリカでどうやって一人一票を成し遂げるのか、
それを上枠の3ステップに沿って解説します。なお、今回取り扱うのは「本選挙」です。
予備選挙などの過程は省いているのでご容赦を。
Ⅰ.各州の選挙人に国民が投票
これはまず、毎日新聞さんの記事(2016年8月8日)からの拝借ですが
こちらの2016年選挙における情勢図をみることで『各州に選挙人が居ることと、その人数に大きな差があること』を確認しましょう。
例えば『中央南部のテキサスでは38人、西武のカリフォルニア州では55人の選挙人を有していること』が確認できます。
イメージとしては日本の衆議院選挙が分かりやすいと思われます。
各州で共和党と民主党の代表を選んで行って全米での合計を出す!
…わけではありません。
く衆院とちゃうやん(ごめんね…)
Ⅱ.過半数の選挙人を押さえた党がその州の議席数総取り
さっきのテキサス州、38人で考えます。
過半数は20人押さえれば確保可能ということになります。
仮に選挙結果が共和党が22人、民主党が16人だったとしましょう。
この場合、テキサス州の代表は共和党22人、民主党16人…ではなく
共和党38人となるのです。
これが「勝者総取り方式」です。
各州の人口等に合わせて代表(=選挙人)の人数が異なるため、人数の多い州はかなり重要になります。
加えて、選挙のたびに選択政党が変わる州(スイング・ステート)も選挙を左右します。
Ⅲ.州ごとの議席数を合計して270人の過半数を獲得した時点で勝利
そして、全土の選挙人の人数は538人。
二党政なので、全土で270人の選挙人を確保したらその時点で勝利が確定。
勝利演説と敗者演説が行われ、大統領候補が双方を讃えあい幕を下ろすというものになっております。
以上が、米国大統領選挙本選の流れになっています。
今年(2020年11月3日開票)の選挙は荒れそうだという話もありますが、仕組みを理解してアメリカの選択を見守っていきましょう!
written by もさむらい
※この記事はあくまで特定の単語についての意味が概ねイメージできるよう解説したものです。
アバウトな解説となっておりますので詳しい用語解説は証券会社等が公式で出している、用語集をご参照ください。
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